【要約】嫌われる勇気 アドラー心理学
こんちは、BLOGに続き、音声コンテンツのにも『AKITSUラジオ』としてチャレンジをたくらんでいるAKITSUです。
今回は、2013年に出版された岸見一郎さんと古賀史健さんの著者である『嫌われる勇気』について要約していきます。
本書は、アドラー心理学についてわかりやすく書かれた本で、日本で200万部、世界で443万部の大ベストセラー本です。
主に人間関係を円滑にできる考え方が、哲人と成人の対話形式で描かれており『幸福に生きるための考え方』が学べる最強の一冊です。
この本はこんな方にオススメの本です。
・人間関係の悩みを減らしたい人
・勇気を持ちたい人
・積極的に行動したい
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【要約】嫌われる勇気 アドラー心理学
僕は、2年前にこの『嫌われる勇気』を読んで頭にガツーンと衝撃を受けました。
今までに僕になかった考え方で、人生を楽に生きるためのヒントになるなぁーと読みながらワクワクしたのを覚えています。
今更なんですが、AKITSU的『人生を変える本TOP10』に入る良書なのでここでは衝撃ポイントを2つに絞って共有して行きます。
それでは深堀して行きましょう。
- 《AKITSU的衝撃ポイント》
1、原因論ではなく目的論で考える
2、課題の分離をしよう
それでは深堀して行きましょう。
1、原因論ではなく目的論で考える
人間は感情の生き物です。
あなたも過去に負の感情を抱いたことありますよね。
僕、めっちゃあります。
人間は誰もが、『不安・怒り・憎しみ・後悔・嫉妬・劣等感』という負の感情を持っています。
アドラー心理学の考え方は、この負の感情を都合のいい道具として使わないでねって言ってます。
ここでのAKITSU的結論は、
『過去は関係ないよ。今あなたが動けないのはただ過去のせいにしているだけ。負の感情を都合のいい道具として使うのではなく、その感情を一回捨てて、今すぐ行動しよう。変えられるのは自分自身と未来だけ』です。
アドラー心理学では原因論(トラウマ)を否定し、目的論を肯定しています。
- ・原因論:過去の出来事が、今の状況を作っている
・目的論:何かの目的があって、今の状況を作り出している
何を言っているかわからないですよね。
すみません。
僕も初めは全く意味がわかりませんでした。
例えを使って3つのケースから目的論について説明していきますね。
①上司が部下のミスを怒鳴っているシーン
- ・原因論:部下が起こしたミスが原因で上司は怒鳴っている
・目的論:上司はミスで怒鳴っているのではなく、何か別の目的があって怒鳴っている
あなたもサラリーマンであれば過去に同じフロアで上司が部下を怒っているシーンを見かけたことありますよね。
ほとんどの人は、部下が怒られているシーンを見て、『部下が起こしたミスが原因』で上司は怒っていると考えるんじゃないでしょうか。
けどアドラー心理学の考え方は違います。
ここでの目的論の考え方は、上司が部下を叱っている理由は、『過去の業務ミスに対して怒っているわけではなく、何か別の目的があって怒っている』という考え方です。
例えば、部下の未来を思って指導のために怒っていることも考えられますし、単純にお腹が空いてイライラしていただけかもしれません。
怒りを使って別の目的を達成したかっただけなんじゃないですか。って考え方ですね。はい。
②お客さんがファミレスでコーヒーを溢されて怒るシーン
- ・原因論:コーヒーを溢されて、服が汚れたから怒っている
・目的論:コーヒーを溢されたからではなく、別の目的があって怒っている
ファミリーレストランで隣の席のお客さんがウエイターにコーヒーを溢されました。
買ったばっかりの服が汚れてしまってめちゃくちゃ怒っています。
けどここで考えてみてください。
例えば、あなたが同じ立場で実はそのウエイターさんは、どストライクのめちゃくちゃ美人orイケメンだった場合は本当に怒ってますか。
そうなんです。
怒りはコントロールできるんですよね。
そのお客さんは怒りをコントロールできるはずなのに怒ったてことは、何か別の目的があって怒っているという考え方です。
これもアドラー心理学の考え方です。はい。
③対人関係が苦手で引きこもりの人
- ・原因論:過去のトラウマで引きこもっている
・目的論:今、外には絶対に出たくないから自ら負の感情を捏造(ねつぞう)している
引きこもりから立ち直った人は世の中にいっぱいいます。
外に出たくないから不安という感情を自ら作っている。
『外に出たくない』という目的がありその目的を達成させるために不安を作り上げている。
という考え方ですね。
このアドラー心理学の目的論の考え方は、『7つの習慣』の影響力の輪に非常に似ています。僕が要約したモノがあるので参考にしてみてください。↓↓↓
【要約】7つの習慣 私的成功編 | AKITSU BLOG
スティーブン・R・コヴィー博士の著書で1989年に発売され人生の成功法則が書かれた『7つの習慣』について共有します。本書は世界4000万部、日本でも240万部も売れている大ベストセラー本で、『人生のバイブル』、『ビジネスマンの必読書』とも言われているキングオブ自己啓発本です。私的成功編として第1の習慣〜第3の習慣までを要約していきます
話を戻しますが、僕はどっちの考え方も正解だと思っています。
ただ、アドラー心理学の考え方の方が好きですね。
なんか前向きですし、過去に縛られない未来への生き方がロックな感じで。
そして過去にウジウジせずにボジティブで自分に合っているように感じます。
考え方は人それぞれなのでこんな考え方もあるんだよーって知っているだけでも人生が楽になると思います。はい。
《まとめ》
アドラー心理学の考え方は、過去の原因(トラウマ)を否定し、未来への目的のために感情を捏造(ねつぞう)するなとロックに唱えています。負の感情を都合のいい道具として使うのではなく、その感情を捨てて今すぐに行動に移しましょう。
2、課題の分離をしよう
課題の分離とは、
『自分と他者の課題を分離し、他者の課題には踏み込まない、そして他者にも自分の課題に踏み込ませないようにする。』ということです。
そして、ここでのAKITSU的結論は、
『全ての課題を解決しようとするのではなく、自分でコントロールできる部分にだけ全集中し、そして行動しよう』です。
本書に記載がありますが、『すべての悩みは対人関係から起きるものである』と記載されています。
その理由として、上記の『課題の分離』ができていないからだと提唱しています。
本書で有名な言葉で、馬に水を飲ませたい場合に『馬を水辺に連れて行くことはできるが、馬に水を飲ますことはできない』という名言があります。
馬を水辺に連れて行くことは自分でもコントロールできますよね。
しかし馬が水を飲むかどうかは自分ではコントロールすることはできません。
それは馬の課題です。
人間の悩みもこの例えと一緒です。
しかしこれを理解せずに、相手の課題に土足で踏み込むことが往々にしてあります。
では、課題の分離をするための見分ける方法はなんでしょうか。
- それは、『最終的な責任を負うのは誰かを考えること』です。
では、これから具体的に役立つシーンについて触れて行きたいと思います。
①営業マンとして上司に評価してほしい場合
- ⭕️自分の課題:営業として実績を残す
❌上司の課題:上司が自分を評価してくれるかどうか
上司がどう評価してくれるかは上司の課題です。考えても疲れるだけです。自分のやるべきことに全集中しましょう。
②会議の場自分の発言に不安がある
- ⭕️自分の課題:企画案をできるだけわかりやすく伝える
❌他の会議参加者の課題:良いプレゼンだったと感じてほしい
自分でコントロールできない他人の感じ方を気にするのではなく、プレゼンにベストを尽くしましょう。
③大好きな人がいて親が結婚に反対している場合
- ⭕️自分の課題:好きな人と結婚して幸せになること
❌親の課題:結婚を賛成するかどうか
結婚するかどうかは結婚する当事者が決めることです。
親には関係ありません。
ただし、親は子を心配するのは当たり前です。心配してくれていることも感謝の気持ちを忘れずに接しましょう。
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嫌われる勇気 アドラー心理学 まとめ
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《まとめ》
1、原因論ではなく目的論で考える。
→過去の原因があって行動しているのではなく、本来の目的があって人は行動している
2、課題に分離をする。
→それが最終的に誰に影響するのかを考えれば誰の課題かわかる
どうでしたか。
まだまだ共有したいことはたくさんありますが、長くなりそうなので今回はこの辺りで。
考え方は人それぞれです。
けど、まずは色々な考え方を知ることが、自分自身の成長の第一歩であり、良い人生にするために必要なことだと思います。
あなたも、勇気を持って『目的論』と『課題の分離』を意識して行動してみてください。
また、今回共有したのは本書のごく一部です。
全ての情報を知りたい方は他にも有益が情報が満載な『幸福に生きるための考え方』が書かれた『嫌われる勇気』をぜひ購入してみてください。現場から以上でーす。
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